クライミングのジムに行くと劇強のクライマーに遭遇することがありますが、活躍中の選手かもしれません。筆者は身内にスポーツクライミングの選手がいるので、他の選手の顔も結構知っています。今日練習しているんだなーとチラ見しています。
昔はテニスやスノボーを盛んに行っていましたが選手に会うことなど皆無でした。スポーツクライミングは選手の練習風景を間近で観察できる数少ない競技の一つだと思います。
日本のスポーツクライミングは世界的に見ても選手層が厚いと思います。(東京五輪の女子では銀、銅メダルを獲得しましたね)もしかしたら見たことのある選手達が、成績を競うコンペで異次元の強さを発揮するのを観戦して、スポーツクライミングに対する熱量をより高めて行きましょう!
筆者が観戦したことのあるコンペ
以下のボルダリング、リードのコンペを見に行ったことがあります。
- ボルダリングジャパンカップ
- ボルダリングジャパンカップの予備予選(今はジャパンツアー)
- 日本で行われたボルダリングのワールドカップ
- リードユース日本選手権
- 全国高等学校選抜スポーツクライミング選手権大会
- 国体(愛媛まで行きました)
- 国体の関東ブロック
ボルダリングジャパンカップの観戦
上記の中でも特に観戦者が多いのがボルダリングジャパンカップかワールドカップではないでしょうか。ボルダリングジャパンカップは頭文字を取ってBJCとも呼ばれています。(以下、BJCと記載)
筆者は2017〜2020に観戦に行きました。最近は以下の会場で開催されました。
2016:加須市民体育館
2017:国立代々木競技場第二体育館
2018:駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場
2019:駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場
2020:駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場
2021:駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場
このように最近は駒沢公園で実施することが多かったのですが、2022は三重の四日市ドームで実施されます。
またBJCは2日間に渡って開催されます。
1日目:予選
2日目:準決勝・決勝
現地で観戦するには1日毎に有料のチケットが必要です。2021はコロナ禍のため無観客で行われましたが、スポーツクライミングの大規模なコンペはYouTubeで配信していることが多いので、最初はYouTubeで見るのもいいかもしれません。
BJCの予選・準決勝では5分毎に選手が1種類の課題に5分間チャレンジ→5分間休憩を繰り返します。特に予選では選手が多いのでお目当ての選手の競技順を予め確かめておくことをおすすめします。
リードのコンペの観戦
筆者はリードユース選手権などの観戦に行ったことがありますが、関東で行われるリードの大規模なコンペは以下の2会場で開かれることが多いと思います。
- 加須市民体育館(埼玉県加須市)
- 松山下公園総合体育館(千葉県印西市)
どちらも大きめな駐車場があり、筆者は車で行きました。(電車では行きにくいかもしれません)
リードの大きな大会もYouTubeで配信されています。
冬に行われるコンペ観戦の注意点
冬に行われるコンペ(BJCやリードジャパンカップ(LJC)など)は会場が冷え切っています…
会場でアナウンスを聞いたことがありますが、クライミングシューズのゴムは寒いほどよく滑り止めが効くので全体的に暖房が入っていません。
普通のズボンで観戦してトイレに何度も行ったことがあったため、その次からは厚手のズボン+ヒートテックのタイツを履くようにしました。
選手がどれだけすごいか
以下のインスタは筆者が荻パンで開催されたボルダリングのジャパンツアーで女子選手が実施に登った課題を完登しているものです。
女子選手はこの課題を開始する時刻まで見ることができず、5分の間に完登しなければなりませんでした。また仮に完登したとしてもゾーン(下の課題だと緑テープが貼られているホールド)、ゴールに到達するまでの回数(アテンプト)が少ない選手の方が有利になります。
私はこの課題を2週に分けてトライして、合計して3時間くらい、完登までの回数でも50回以上はかかっています。完登できたのものの、女子選手向けの課題だったので男性としてのリーチが有効(特にゴール取りのところ)だった、ゾーンを取らずに進んだ、という完全にイレギュラーな形で奇跡が起こっただけでした…
この課題で選手がいかにすごいかを身をもって味わいました…
ジャパンツアーやその他の中、小規模のコンペはクライミングジムで実施されることがほとんどです。コンペ後にすぐに課題を変更せずにしばらく残してくれているジムが多いので、ぜひ選手がいかにすごいか実際に味わってみてください!